38歳 会社員 女性
【状況】
・3、4ヶ月前より肩こり、首の回旋時の痛み、頭痛が強くなる。ハリ治療行うが改善されず、来院。
【分析】
・頚部の回旋時痛(左>右)、左右側屈に可動域制限あり。
・ARテストの結果、この症状は筋肉等の構造的な原因もあるが、精神的ストレスも要因と考えられる。
・構造面と機能面(神経系)の両面からアプローチ。
【施術とその後の経過】
初回:頸椎2番の調整、後頭骨から頸部に付着している筋群の緊張を緩める操作を行う。
2回目:1週間後に来院。頭痛は出なかったとのこと。肩こりは半減する。回旋時痛は10→3に減少。
3回目:肩こりほとんど気にならなくなる。右回旋時の痛みのみは10→2。
6回目:右回旋時の痛解消。
R.Tさん 30代 男性 営業職
【状況】
・半年前より下を向くと左側の首から肩にかけて鋭い痛みが出る。
・痛みとは別に下に向きづらい。
・1週間に1,2度頭痛がある。
・整形外科に受診したところ、頚椎のアーチが減少と診断。
【分析】
・首を支える筋肉(特に僧帽筋上部)の緊張が強く、筋硬結も存在し、ここを刺激すると何時も出る頭痛が再現される。このことから、これが頭痛の原因と考えられる。
・前屈がしづらいのは僧帽筋の影響と頚椎の可動域が減少していることが原因と考えられる。
【施術とその後の経過】
初回:左僧帽筋上部の筋硬結を弛緩させる施術をし、頚椎の矯正を行ったところ可動域はかなり改善され、同時に前屈時の痛みも10→4に減少。頭痛の原因と考えられる僧帽筋のトリガーポイントにアプローチ。
2回目(初診から7日後):前回と同様の施術を行い痛みは10→2となる。
3回目(初診から14日後):痛み10→0
4回目(初診から21日):前屈時の痛みは日常生活では殆ど気にならなくなる。頭痛消失。
【状況】
・3か月ほど前から右側の背中から前腕に掛けて痛みが出るようになる。
・痛みも次第に強くなり夜中に何度も目が覚めてしまう。
・整形外科を受診し頚椎ヘルニアと診断。
・鎮痛薬を服用するようになり症状は緩和したが、服用を止めると再発してしまう。
【分析】
・頸部の前屈時に右背部に痛みが出現。
・頸部の左側屈時に腕に痛みが出る。
・右側を下にして横になると腕全体に強い痛みが出てしまう。
・常に背部から腕に掛けて鈍痛。
・頸部から背部に掛けての筋緊張が強い
以下のような原因が考えられる
① 頚部から背部にかけての筋群の緊張が強くそれが引き金となって発症
② 頚椎ヘルニア
③ 心因性
④ 血流障害
⑤ 神経線維の滑走障害
【施術とその後の経過】
初回:頚部から背部に掛けての筋緊張を取り除くために頚椎・胸椎の可動域を改善し、トリガーポイントへアプローチ。
結果、頚椎、胸椎の可動域が改善され、症状は半減。
2回目:前回と同様の施術を行い。症状は10→5となる。
3回目:痛み10→3