肩の痛み(四十肩、五十肩)

【症状】

3週間前に荷物を棚に上げた際に右肩関節を痛めそれ以来、運動時だけでなく安静時にも痛みがでてしまい肩を挙げる事が出来なくなってしまった。

検査:可動域が減少し前方挙上30度を超えると痛みが増して上がらなくなってしまう。 横に上げる(外転)も30度が限度で、腰に手が回らない。

【施術】

初回:右骨盤(腸骨)が前傾を矯正し広背筋の緊張を解除。前方への可動域が若干改善。
2回目:骨盤矯正に加え超音波による肩関節の拘縮を治療。挙上時の可動域が45度まで改善。
5回目;運動療法を中心とした施術を行う 。
8回目:可動域もほぼ改善したので、生活指導をし終了。

背中(肩甲骨内側)の痛み

Y.Kさん 40代 男性 事務職

【状況】


・半年前より右肩甲骨内側に痛みがあり、夜眠れない。

・整形外科、整体などにも通院したが改善しない

・動いている時には気にならないが、ディスクワーク時や布団に入った時痛みを感じる。

・首を前屈すると痛みが強くなる。

・寝返りが辛い

 

【分析】


・1年ほど前に発症した肩関節周囲炎(四十肩)を発症

・常に背中の痛みに意識がいってしまい過敏症になっている。

・肩甲骨の可動域が減少し肩甲骨内側にある菱形筋への血流が不足し痛みを起こしているものと考えられる。

 

【施術とその後の経過】


初回:肩甲骨の可動域を改善するために胸椎の矯正を行った後、肩甲骨周辺の筋肉を弛緩させる。自発痛10→8。さらに肩甲骨内側の筋肉(菱形筋)のトリガーポイントにアプローチし自発痛10→6となる。

2回目(初診から2日後):自発痛10→7で来院。前回と同様の施術を行い自発痛み10→4となる。

3回目(初診から5日後):自発痛10→6。背部の筋膜リリース後、自発痛10→3となる。

4回目(初診から1週間):自発痛10→6。昼間はあまり気にならなくなったが、夜布団に入ると気になる。

6回目(初診から1ヵ月):ほぼ痛みは無くなる。

五十肩

【症状】


3か月前より肩に痛みが出てくるようになり、腕が痛みのため挙がらなくなってしまった。

検査:肩関節の可動域が減少。前方挙上45度を超えると痛みが増して上がらなくなってしまう。 横に上げる(外転)も45度が限度で、腰に手が回らない。

 

【施術】


初回:胸椎のロックを矯正。肩甲骨、鎖骨の動きを改善するためにその周辺の組織を緩ませた。可動域は若干改善。

2回目:前回と同様の施術を行い、更にエネルギー療法を行う。挙上時の可動域が90度まで改善。

6回目; 頭の後ろに手が回るようになり髪が結べるようなった。

8回目:可動域もほぼ改善したので、生活指導をし終了。