主な施術方法

下記の施術方法をベースに患者様に合わせた施術を行っていきます。

可視総合光線療法

可視総合光線療法とは、治療用カーボン電極をアーク放電させることによる光(弧光)と輻射温熱を病態や症状に合わせ人体各部の素肌に直接照射する治療法です。

本療法は、光の刺激と輻射温熱効果により、血行を改善させると共に新陳代謝を促し生体に備わっている自然治癒能力を賦活させるように働きかける治療法です。

治療用カーボン電極より発生する光線は、太陽光線と同様に紫外線、可視線、赤外線を統合したフルスペクトル光線です。

しかし、地表に到達する太陽光に比べ僅かな紫外線しか含まれておらず、人体に有害とされる短波長の紫外線は含まれていません。

可視総合光線は、オゾン層破壊により安全な日光浴が困難になりつつある現在においては、私達の生体に必要な太陽光に代替しうる光線と言えます。

◇光線治療器(=コウケントー)について

光線治療器は太陽光に似た光線を人体に照射することで、赤外線・可視光線・わずかな紫外線等の連続スペクトル光線と熱の効果によって日常生活に必要不可欠なエネルギーを補う治療器です。当院で使用する光線治療器は、「コウケントー5号器」です。

これは、専ら病院や診療所、整体院・鍼灸院などに設置することを想定して製造されている光線治療器です。コウケントー5号器には、2個の照射器が付属しており、2箇所以上の複数照射を可能とします。

◇治療用カーボンについて

形状は、太さ8mm×長さ150mmで、鉛筆の芯のように中心に発光剤が充填してある有芯カーボン電極です。
発光剤の種類などにより発光色や光線スペクトル強度が違い、効果・効用はこのカーボンに電気を流してアーク放電させることにより得られます。

◇光線治療器の効能

症状によっては複数の治療用カーボンの組合せがあります。
管理医療機器として認可されている光線治療器コウケントーの効能は、光化学作用、血液循環の改善作用、生体リズムの調整作用、鎮痛・消炎(腫脹吸収)、免疫増強作用、殺菌作用、神経機能改善、睡眠改善食欲・便通改善

アクティベータ・メソッド・カイロプラクティック・テクニック(AMCT)

AMCT(アクティベータ・カイロプラクティック・テクニック)とは、アクティベータ矯正器を用いて骨振動に近い周波数の振動刺激を関節などに加え、神経機能の低下した部位に働きかけ神経からの命令が滞りなく身体の隅々まで伝わるように促すテクニックです。

その結果、骨格や筋肉、内臓、自律神経などの機能が正常化し、関節の動きや姿勢のゆがみが改善され健康へと導いていきます。

ドロップテクニック

ドロップテクニックとは、専用のテーブルを使用し矯正部位を落下させ、わずかな衝撃(慣性の法則)で的確に矯正するテクニックです。

当院では状況に応じ骨盤矯正で用いています。

筋膜リリーステクニック

私たちの身体は、頭部から足先まで筋膜と呼ばれる大変強靭な薄い膜によって包まれています。

この皮下組織に存在する筋膜を皮下筋膜といい、姿勢を定める重要な要素で、「第二の骨格」ともいわれています。

また、筋膜は皮下組織から深層の腱や骨膜まで身体の隅々までつながりをもって、筋肉、骨、内臓、神経、血管などを覆い支持しています。

ある部分の筋膜が癒着すると他の部位にまで影響を及ぼし姿勢を歪ませてしまいます。

筋膜の癒着やねじれは痛みを訴えるほとんどの患者様にみられるもので、特に体を動かした時に筋肉が引っ張られ痛みを発します。

また癒着部位は、組織内の循環も悪くなり疲労物質が蓄積し、安静時にも痛が出てしまうことがあります。

筋膜リリーステクニックは、上記のような筋膜の癒着やねじれなどを取り除き、身体の歪みを整え、可動域を広げ組織内の体液(血液、リンパ液など)の循環を改善していく手技です。

当院では、カイロプラクティックの施術と併用し行っています。

トリガーポイント療法

トリガーポイントは外傷や過度のストレッチなどにより主に筋肉組織に形成され、様々な痛みやシビレなどの症状を引き起こす部位で、実際に痛みのある場所から、かなり離れた所に存在する事もあります。

例えば坐骨神経痛のような下肢の痛みの原因が臀部に形成されたトリガーポイント(図1小殿筋のトリガーポイントの位置:×印)であることもあります。

「坐骨神経痛」と訴えて来院される患者様の多くに、このトリガーポイントが存在します。また、このようなトリガーポイントの疼痛パターンはいくつも存在します。

当院では検査の中で必ずトリガーポイント(痛みの原因となっている場所)の有無をチェックし、治療に当たっては超音波治療器を併用しトリガーポイントに持続的な圧迫や筋筋膜ストレッチなどを行い、痛みの根本原因へアプローチしていきます。

上部僧帽筋のトリガーポイント(×印)

小殿筋のトリガーポイント(×印)
(エンタープライズ株式会社 トリガーポイントチャートより)