主な施術方法
下記の施術方法をベースに患者様に合わせた施術を行っていきます。
ドロップテクニック
ドロップテクニックとはアメリカのクレイ・トムソンによって開発されたトムソンテーブル(ドロップテーブル)という専用ベッドを使用し、矯正部位を落下させ、わずかな衝撃(慣性の法則)で的確に矯正するテクニックです。
矯正法には様々な方法がありますが、このテクニックは矯正時に患者様に掛かる負担がたいへん少なく、リラックスした状態で矯正できるのが特徴です。
また応用範囲も広く、当院では矯正のメインにこのドロップテクニックを用いています。


アクティベータ・メソッド・カイロプラクティック・テクニック(AMCT)

神経機能の低下した部位を、患者様の足の長さを指標とするAMCT独自の検査法により特定します。
AMCTの検査法はカイロプラクティックの検査法の中でも、最も客観性、再現性に優れたものであり、レントゲンでも写らない機能異常を検出することができます。
また施術には従来カイロプラクティックの治療に用いられてきた手技によるものではなく、アクティベータ矯正器という機械を用いて骨振動に近い周波数の振動刺激を関節などに加えていきます。
よって、痛みやボキボキ骨を鳴らすことはなく、小さな子供から年配の方まで幅広く行えるテクニックです。
筋膜リリーステクニック

私たちの身体は、頭部から足先まで筋膜と呼ばれる大変強靭な薄い膜によって包まれています。
この皮下組織に存在する筋膜を皮下筋膜といい、姿勢を定める重要な要素で、「第二の骨格」ともいわれています。
また、筋膜は皮下組織から深層の腱や骨膜まで身体の隅々までつながりをもって、筋肉、骨、内臓、神経、血管などを覆い支持しています。
ある部分の筋膜が癒着すると他の部位にまで影響を及ぼし姿勢を歪ませてしまいます。
筋膜の癒着やねじれは痛みを訴えるほとんどの患者様にみられるもので、特に体を動かした時に筋肉が引っ張られ痛みを発します。
また癒着部位は、組織内の循環も悪くなり疲労物質が蓄積し、安静時にも痛が出てしまうことがあります。
筋膜リリーステクニックは、上記のような筋膜の癒着やねじれなどを取り除き、身体の歪みを整え、可動域を広げ組織内の体液(血液、リンパ液など)の循環を改善していく手技です。
当院では、カイロプラクティックの施術と併用し行っています。
トリガーポイント療法

トリガーポイントは外傷や過度のストレッチなどにより主に筋肉組織に形成され、様々な痛みやシビレなどの症状を引き起こす部位で、実際に痛みのある場所から、かなり離れた所に存在する事もあります。
例えば坐骨神経痛のような下肢の痛みの原因が臀部に形成されたトリガーポイント(図1小殿筋のトリガーポイントの位置:×印)であることもあります。
「坐骨神経痛」と訴えて来院される患者様の多くに、このトリガーポイントが存在します。また、このようなトリガーポイントの疼痛パターンはいくつも存在します。
当院では検査の中で必ずトリガーポイント(痛みの原因となっている場所)の有無をチェックし、治療に当たっては超音波治療器を併用しトリガーポイントに持続的な圧迫や筋筋膜ストレッチなどを行い、痛みの根本原因へアプローチしていきます。

上部僧帽筋のトリガーポイント(×印)

小殿筋のトリガーポイント(×印)
(エンタープライズ株式会社 トリガーポイントチャートより)